これだけはやってはいけない!6つの「必敗の鉄則」
見過ごされがちなナンピン売買の機会ロス
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」野球ファンならこんな言葉を聞いたことがあるだろう。「理にかなわないことを多くやったほうが負ける」といった意味で、プロ野球の野村克也監督によって、よく紀られるようになった俗耳だ。
この格言は相場においてもそのまま通用する。必勝法は存在しなが、「こうすれば確実に損をする」という必敗の鉄則はあるのだ。
その代表格がナンピン(難平)売買だ。 そもそもナンピンで売買する状況は、自分の予想とは逆の方向に相場が動いたときだ。要は自分の相場観が外れたわけだ。 こうした状況でとれる行動は、①そのままの状態で(含み損を抱えたまま)ポジションを持つ、②ロスカット、③ナンピンで平均売買価格を下げる、④ドテン(それまでのポジションを逆にすること)の4つしかない。
トレードでは相場の流れに逆らっては利を得られない。相場の流れに逆行するナンピンは、このうちで最もやってはいけない行為だ。
ナンピンしか結果、傷口をさらに広げたという失敗は、だれもが一度は経験しているだろう。それでも多くの投資家がナンピンをするのは、「相場観を間違えたことを認めたくない」「自分のポジションを正当化したい」という人間の行動心理が絡んでいるからだ。
問題はしっこくナンピンを続け、最終的に損を回避できてしまったケースだ。失敗として認識しづらいが、実質的には損をしていると考えられる。
たとえば、1万通貨単位を10万円で取引するケースで、ドルノ円を1米ドル=100円のときに1万ドル購入し、95円で1万ドルをナンピン買い、98円で全額決済したとしよう。見かけ上は1万円の利益が出ている。
しかし個別の取引を見れば、2万円のマイナスが生じたのを、3万円のプラスで取り戻しているに過ぎない。
同じ取引で99円のときにいったんロスカットできていれば、トータルの儲けは2倍の2万円になっている。ロスカットをしないでナンピン買いしたことで、差額の1万円を得る機会を失ったわけだ。あえてナンピン売買を行うときは、この機会ロスの可能性を念頭においたほうがいいだろう。

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